あー！もう！

課題もっさりに発表も重なって
ムキー！
　
つーわけで今日もストレス発散しよう（どこから繋がった

　……『おじさん』、ねぇ。
　気持ちは分からないでもないんですがね、こっちだって仕事溜まってんですよ。
　
「あとは私が手伝っておきますから『おじさん』はさっさと仕事戻ってくれます？」
　
「なっ、お前……！」
　
「ねぇ、確かに戸部もそりゃあ大変ですよ。
　でもね、あなたの部署も仕事あるどころか、
　どこかの誰かさんが仕事しないから溜まってんですよ。
　分かってます？　『おじさん』」
　
「それ以上……」
　
「言ってほしくなかったらさっさと戻んなさいよ。
　うっかり口が滑って何言い出しても知りませんよ」
　
「くっ……。
　秀君、また今度」
　
「あ、はい。
　手伝ってくださってありがとうございました」
　
　こうして『おじさん』は、『秀君』の素晴らしい笑顔で癒されて帰っていきましたとさ。
　……このあとめでたしめでたしと続くかは、ヤツがどれだけ仕事するかにかかってる。
　
　大して期待はしてないけれど、一つでも多く仕事してくれりゃ大助かりなんだ。
　
「さて、これはどこへ運べばいいのかな？」
　
　約束しちゃったからにはお手伝いしないとね。
　
　それに、ヤツがふにふにと『秀君』荷物運び手伝うよりは、私がせかせかと運んだ方がよっぽど早い。
　戸部は忙しいのだから、頭沸いてるヤツなんかに関わってると『秀君』のお仕事が終わらないじゃないか。
　
「あの、大丈夫ですから！」
　
「確かにこれが散らばって機密が露わになって困るのは君じゃないんだろう。
　けどね、私たちは大いに困るんだよ」
　
　そういうことにしておいて。
　
　最後だけは口に出さずに悟らせるように方目を瞑った。
　
「はい、ありがとうどざいます」
　
　これは確かに『おじさん』じゃなくても癒されるよねぇ。
　
　よく働くって評判だし、女人受験が叶った暁には是非吏部に来てもらいたいもんだ。
　そうすれば私が怒りを隠して笑いながらヤツを操作しなくてもいいわけだし。
　
　……吏部の連中は天変地異の前触れだとか騒ぐだろうけど。
　
　可愛いだけじゃなくて、仕事もできるなんて。
　聞くところによると家事も万能らしいし。
　
　……私も独り身なんだよね、今は。